当社は、一般的にＴダイ押出ラミネート加工と呼ばれるプラスチック樹脂を各基材に塗布する加工を行っております。

Ｔダイ押出ラミネートとは、ご承知の様にフィルム・紙・布等の基材に樹脂をラミネートすることですが、目的は主として熱接着用途、防水、防滑、基材強度保持などがあり、原材料はポリエチレン(ＰＥ)が圧倒的です。

ただし、この場合には同業他社との製品格差が出ないため、大量・高速・安価といった分野での競争になります。

元々は弊社でもこういった軽包装材を扱っておりましたが、零細企業として細く長く生き残る術として敢えて少量多品種・低速・高価といった世間とは一線を画す特徴を持つようになりました。

他社が避ける手間の掛かるもの、少量であったりＰＥ以外の樹脂を加工することを得意とし、例えば折り畳んだ布や細い紙管に巻いた原反、１本の巻数が少量の原反、柔軟で厚みのある原反といったものにＰＥ、ＥＶＡ、ＥＶＡから派生したホットメルト(ＨＭ)等を20μから最大1500μと通常以上に厚く塗布することを得意としております。

また、ラミネート加工後にはスリット・小巻加工もおこなっておりますので、様々な事情で他社に断られたような案件は一度ご相談いただけると、お力になれると思います。