用語解説

技術に関する用語解説

「後加工する前の」「製品になる前の」フィルムなど(ロール状に巻き取ってあるのことが多い)であり、要するに平面的な元製品のことを意味する。

ホットタック性とは、主に積層体や高分子組成物などの分野において活用されるワードです。

素材に関する用語解説

エチレンの付加重合によって得られる高分子化合物。代表的な熱可塑性樹脂で、半透明の可燃性の固体。燃やすと溶けてぽたぽたと落ちる。袋・容器などに多用。

プラスチックの一つでEVA樹脂ともいう。エチレンと酢酸ビニル共重合体である。ポリエチレンは代表的なプラスチックであるが、無極性であるためこの欠点を改良するために極性(分子中で正負の極が偏る度合い)をもった酢酸ビニルを共重合させてつくられた。これによりポリエチレンの結晶化を妨げ、軟らかな感じのポリマーを与える。また耐衝撃性にも優れている。ポリエチレンと同じく加工でき、ガスケット、チューブ、スポンジなどに用いられる。また安定性と耐候性の優れた接着剤でもある。固体の形で加熱溶融して接着させるホットメルト接着剤として重要である。[垣内 弘]
『高分子学会編『共重合3 工学解析』(1987・培風館)』

エチレンとメチルメタクリレートの共重合樹脂(EMMA)です。 従来のエチレン―酢酸ビニル共重合樹脂(EVA)と同様な柔軟性やゴムに似た弾性、優れた低温特性、低温ヒートシール性等を有しています。

機械・設備に関する用語解説

フイルム同士や紙、アルミ箔などの異素材を貼り合せたり、素材の上にPP、PEなどの樹脂をラミネートする場面で多く使用されます。
ダイにはシートダイやラミネート用ダイがありますが、押し出し機から吊り下げられた様子が逆Tの字に見える事から一般的にTダイと呼ばれます。