表面保護用途とは、基材表面の効果・外観を守るという役割があります。
例えば、フィルムや不織布といった基材に印刷をした場合、その面が何かと接触した場合に印刷が剥げる、繊維の場合は毛羽立ちが起こるといったことの防止に。
また、基材にある一定の機能を付与させている場合、表面がむき出しであると、何かと接触した際にその機能が損なわれるといったことを回避するために。
こういったリスクや思わぬ不具合の抑止・予防のために樹脂を保護膜として塗工することもあります。
印刷物の場合、樹脂層が邪魔になって印刷内容が見えにくくなるのではといった懸念に対しては、樹脂自身がほぼ無色透明であるため問題はありません。