防水用途とは、基材(不織布、布、紙等)に水分が付着した際に裏面に染み出すのを防ぐ目的や基材の表面に水分そのものを付着させることを防ぐために樹脂を塗工することを指します。
例えば台所マットの様なものであれば、基材そのものは水分を吸収しなくては用途としては成り立ちませんが、その吸収した水分が裏に抜けてしまっても意味がありません。
そういった際に裏面に樹脂を塗工しておけば水分の裏抜けは起こりません。この場合、裏面に滑り止め機能を持たせた樹脂を加工することも可能です。
また、印刷を施した紙などの場合、印刷表面に水分が付着すれば印刷の脱落にも繋がりますが、その表面に樹脂を塗工しコーティングしておけばその心配はなくなります。
このようにそれぞれの基材に樹脂を塗工することで一つの効果を得ることもできます。